分類 > 社会
犯罪と逸脱のスティグマ(烙印)理論
A5判・389頁・定価6160円(税込)
1998年04月発行
ISBN978-4-8301-0825-9
在庫: 僅少 ※ 2023年11月現在
S.ジオラ・ショーハム/ジオラ・ラハーブ著/藤田弘人・神戸博一訳
本書では、現代の犯罪・非行はもちろん、精神障害から政治的挑戦に至るまでの社会的逸脱が著者の卓越した手腕により、面白く、読みやすく説明されている。逸脱の効用という著者の考えは、新しい視点を提供する。
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目次
図表の一覧
謝辞
第1版への序文
第2版への序文
序 論
烙印とステレオタイプ
社会的レッテルの可変的性質
逸脱の抑制理論
分化的同一化理論
中和の技術論
分かち合えない問題の理論
男らしさの主張の理論
隠し立ての理論
概念
犯罪
社会的逸脱
本書の計画
第1章 規範の達示と規範の受容における烙印の役割
モデル
規則という局面からみた規範達示
監視という局面からみた規範達示
穢れという烙印
社会統制の手段としての烙印
自己イメージと社会的イメージ
第2章 社会的烙印としての精神病 立ち戻った神話
構造的なパーソナリティ欠陥と規範への不適応
精神病の症候
欠陥のある良心と非道徳性
目標の混乱と生活設計の欠如
愛への無能
現在 新しい方向づけ
攻撃
第3章 社会的烙印の素因としての逸脱行動と価値逸脱
烙印の原因
自閉症
自己破壊
現実逃避家
ボヘミアン
偶発的逸脱者
利欲的逸脱者
反抗者
インボルブメント(包み込み)の崩壊としての価値逸脱
第4章 逸脱行動、価値逸脱および社会的烙印
社会的逸脱の三範囲
「本物の」社会連帯主義者
レバント人
特権階級
犠牲者
体面の維持
挑戦者
内面的葛藤
「本物の」逸脱者
第5章 社会的烙印の過程
モデル
攻撃のはけ口としての烙印と罪の意識の投射
生贄としての被烙印者
軽蔑すべき人
代わりの成功としての「言い抜け」
目立ついやな奴
象徴的関連性と取り扱い
無力
自己選択
権力の行為としての社会的烙印
第6章 経験上の関係項 社会的烙印と売春
烙印の伝達
烙印のダイナミックな過程
あるはっきりとした通過儀礼の過程
分化的同一化論
分化的接触論
分化的機会構造論
第7章 公的な烙印とその帰結
制度化の三つのレベル
公的な本人確認
公的な隔離
公的な排除
非公的な本人確認
非公的な隔離
非公的な排除
犯罪と逸脱にたいする社会の反作用の様式
潜在的な抵抗力と正義の怒りとの関係
潜在的な抵抗力と応報との関係
抑止と判決方針との関係
正義の怒りと実際の制裁の厳しさとの関係
規範の潜在的な抵抗力と権利の喪失との関係
法的な権利の喪失と正義の怒りとの関係
市民権の喪失と応報との間の関係
烙印とその他の変数との関係
第8章 社会的烙印の効果
有罪判決の烙印
強力なラベル
逸脱の烙印
烙印のその犠牲者にたいする効果
烙印と内面の葛藤
烙印を押された挑戦者
第9章 社会的烙印と犯罪者集団
犯罪と逸脱の下位文化の成立
逸脱者の下位文化の「焦点となる関心事」
もめごと
強靱さ
抜け目のなさ
興奮
素因的な要素
選択過程
集団形成の過程
第10章 ジャン・ジュネ 犯罪者宣言
舞台装置
自己像
集団
「あなた方の世界」 社会のイメージ
第11章 レイベリング理論を越えて
社会的烙印論の再訪
逸脱の概念把握
逸脱の説明
原注
訳注
参考文献
訳者あとがき
索引
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