分類 > 心理学
ことわざDE社会心理学の探究
現代日本社会における常識という社会意識を考える
四六判・336頁・定価3190円(税込)
2009年04月発行
ISBN978-4-8301-1150-1
在庫: 僅少 ※ 2023年11月現在
穴田義孝編著
本書は、ことわざをデータとして、社会心理学における一つのテーマとしての常識・非常識という社会意識、さらに社会規範・規制などを考える社会心理学の少し常識を脱した入門書であり、新たな「ことわざ学」探求の可能性を提言する書でもある。
[戻る]
目次
はじめに
T部 “常識”דことわざ”ד社会心理学”
1章 “常識”についての序章
2章 “ことわざ”についての序章
U部 ことわざ社会心理学探求の可能性
1章 “ことわざ”と“社会心理学”,そして“常識”
A.ことわざと社会心理学のかかわり
B.「ことわざ社会心理学」と“常識”のかかわり
2章 “ことわざ”と“社会心理学”
A.データとしてのことわざの類語の整理・統合
B.データとしてのことわざ選択の基準と課題
C.ことわざの定義とことわざ社会心理学研究の可能性
3章 “常識”と“ことわざ”
A.常識の定義とことわざ社会心理学研究の可能性
B.「常識」を英語のコモン・センス“common sense”から見直す
C.常識の主観性とことわざ社会心理学
4章 ことわざ社会心理学・序説
A.社会心理学と知の発達
B.“Ego”,“I”,“me”からみた日本人の社会的行動傾向
C.「精神=知・情・意」,それぞれの発達
V部 既成の(伝統的)ことわざDE社会心理学
1章 ことわざDE「常識」の諸側面を考える
A.常識の個人における形式と伝統
B.常識の社会性
C.常識の発達段階
2章 ことわざDE常識の4分類,再考
A.常識の4分類再構成
B.ことわざDE(1)科学的根拠のある常識を考える
C.ことわざDE(2)科学的根拠がありそうで,実はない,あるいは根拠の曖昧な常識を考える
E.ことわざDE(3)習慣・慣行行動としての常識を考える
F.ことわざDE(4)俗信(迷信),因習としての常識を考える
3章 ことわざの矛盾両極許容性
A.ことわざの類句と反句
B.ことわざの集合による日本人の社会的行動原理・法則の発見
C.「特定テーマ」に類句や反句を集合させ,一貫する意味や行動原理を抽出する研究法
4章 法にかかわることわざ
A.はじめに…「奢らずとても久しからず」のこと
B.法に関わることわざいろいろ
W部 「ことわざ創り」DE社会心理学
1章 創作ことわざの理論と体育・スポーツ教育
はじめに
A.創作ことわざの論理
B.ことわざ創りの系譜
C.体育・スポーツ教育の創作ことわざ
【注】
2章 ことわざ創り調査法の可能性
A.ことわざ創り調査法の理論
B.「ことわざ創り調査法」概観と【作成上の注意】
C.「ことわざ創り調査法」による事例
3章 福島県立医科大学看護学部学生気質
―ことわざ創りによる10年の調査から―
はじめに ―問題の所在=ことわざ創り調査の背景―
A.ことわざ創り調査法の沿線と概要
B.分析の視点と方法
C.分析と考察
D.結論=看護学部学生気質―形成の背景と今日的な特徴―
X部 ことわざに関する情報蒐集とことわざ学の可能性
1章 ことわざ研究におけるネット情報の活用
A.ことわざ文献の検索
B.検索の効率・精度を高めるためのヒント
C.検索及び研究の事例
おわりに
【注】
2章 「“郷土のことわざ文献蒐集”調査」と,“ことわざの記述の呼びかけ”運動
A.新たな視点からの「郷土のことわざ」文献蒐集という社会調査
B.「郷土のことわざ蒐集」調査の経緯と方法
C.「郷土のことわざ」の事例
D.「埋もれている郷土のことわざの記述の呼びかけ」運動
おわりに
【参考文献】
[戻る]
当社は、大学・専門学校などの教科書・参考書を主に出版している出版社です
人文・社会・自然科学・教育・保健体育・芸術に至るまで、多種多様な書籍を出版しています
また、学術研究論文や歌集など自費出版も手掛けています
書店・取次店様専用の
注文ページです
こちらから
ご注文ください
あなたの原稿を
本にしてみませんか?
教科書企画・自費出版
受付中!!
簡単な入稿からの
手順を紹介しています
お気軽にご相談ください
画像データの
入稿方法などを
紹介しています
ご一読ください