分類 > 語学・文学
音声の地平を拓く
言語音の諸相−日本語と英語を中心に−
B5判・106頁・定価2200円(税込)
2020年03月発行
ISBN978-4-8301-1317-8
在庫: 有 ※ 2023年11月現在
赤塚麻里・土居峻・久保田一充著
音声は日常生活において必要不可欠なものであり言語の基礎をなしている。外国語の学習者は、音声に対して自らの発音の問題点などについて深く考える機会がなく正しい音声が習得できずにいる。本書を活用し、実践練習を交えながら音声学をマスターしていただきたい。
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目次
序章
第1節 本書の使い方
第2節 音声学とは
1. 調音音声学
2. 音響音声学
3. 知覚音声学
コラム@ My Fair Lady コックニー訛りのイライザと音声学者ヒギンズ教授
コラムA 言語学習以外の場での音声学の活躍
第1章 調音音声学
第1節 音声の仕組みと発声器官
1. 母音
コラムB 日本語は特殊な言語か
2. 子音
第2節 音声の記述方法
コラムC 五十音図の仕組み
第2章 分節音
第1節 母音
1. 前舌母音
2. 後舌母音
3. 中舌母音
4. 二重母音
第2節 子音
1. 破裂音・閉鎖音
2. 摩擦音
コラムD /ɵ/, /ð/は「珍しい子音」
3. 破擦音
コラムE 四つ仮名「じ、ぢ、ず、づ」
4. 鼻音
5. 流音・半母音
コラムF 赤ちゃんの敏感な耳
6. 反り舌音
7. その他の子音
第3節 日本語の特殊音素
1. 撥音
2. 促音
3. 長音
第3章 超分節的要素
第1節 音節とモーラ
1. 音節
2. モーラ
3. 音節の境界・モーラの境界
4. 日英語の音韻構造の相違
第2節 リズムと韻律
1. リズム
2. 韻律
コラムG シェイクスピア劇中の名言
第3節 連続した音声の諸相
1. 同化
2. 連結
3. 脱落
第4節 アクセント
1. 語の中でのアクセント
2. 文アクセント
コラムH 「発音の練習=分節音の練習」というわけではない
第5節 イントネーション
1. イントネーションの構成要素と機能
2. 英語におけるイントネーションの型
3. 疑問文などのイントネーション
コラムI イントネーションの類型
4. 日本語のイントネーション
第4章 音響音声学
第1節 基本周波数とフォルマント周波数
第2節 音響的特性と音声波形
1. 母音
2. 子音
3. アクセント
4. イントネーション
コラムJ 共鳴音と阻害音
コラムK ネーミングの言語学
第5章 知覚(聴覚)音声学
第1節 音響から知覚へ
1. 聴覚器官の構造
2. 母音の正規化
第2節 人間の音声知覚の特徴
1. カテゴリー知覚
2. 文脈効果
3. マガーク効果
第6章 様々な表記法
第1節 分節音
1. 既存の字母を利用するもの
2. 新たな記号を創作したもの
コラムL 無文字言語
第2節 プロソディー
1. 英語プロソディー表記の黎明期
2. プロソディー表記の構成要素
3. 主な英語プロソディー表記法
4. 文部科学省検定済教科書におけるプロソディー表記
5. 日本語教育におけるプロソディー表記
付録
文献紹介
IPA子音表
母音表
用語索引(和文)
用語索引(英文)
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