分類 > 語学・文学
存在の統一
イェイツの思想と詩の研究
A5判・574頁・定価4950円(税込)
2007年01月発行
ISBN978-4-8301-1072-6
在庫: 有 ※ 2023年11月現在
伊藤宏見著
イェイツにおける存在の統一Unity of Beingの諸相や、『クフーリーン供養』他の作品について考察し、イェイツの実人生と死後の世界での魂の行方と存在の統一を、自己の死と共にみつめた点を解明し、その他東洋思想の受容、T.S.エリオットの「教養の統一」を含む、永年に及ぶ著者の大書。
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目次
はしがき
第一章 「存在の統一」の諸様相
(1)Cosmic Vision と霊性
(2)イェイツの転換期
(3)Esoteric Yeatsism(神秘的なるイェイツ主義)
(4)図絵と象徴
(5)『幻想録』の体系と文学
(6)二律背反の苦悩と organic form
(7)労働が花咲き踊る
(8)中道―emptiness(真空)の妙用
(9)真理の体現
(10)鏡で満ちた部屋
(11)個と全体との結びつき
(12)シネットの『秘密佛教』の影響
(13)「生の中の死」と「死の中の生」
(14)調和と平衡感―シネットの影響
(15)悲恋の男女の霊魂―アイルランドと日本の習合
(16)円から球体へ―究極の実相
(17)球体(Sphere)と楕円(Oval)
(18)十二宮(Zodiac)と球体(Sphere)
(19)球―空の真理体
(20)DancerとDance―具象と観念の融消
(21)陶酔死と生の極致
(22)種馬の永遠が牝馬の時間に乗る
(23)十二宮図に支配される男女の愛
(24)ギリシヤとインドの影響
(25)現世の卵(Mundane Egg)
(26)大記憶(The Great Memory)
(27)人間に於ける体現―人体の象徴性
(28)モード・ゴンの場合
(29)形象から思惟の感得
(30)黄金細工の鳥
(31)詩の錬金術師イェイツ
(32)黄金と火と
(33)中有の結生
(34)星光鏤める黄金の枝
(35)完全に調和のとれた人間の身体
(36)生命の木
(37)襤褸と骨を売る店の中に
第二章 三つの詩篇 イェイツの人生に於ける「存在の統一」
(1)『曲馬団の獣類を逃がす』について
(2)『男と谺』について
(3)クフーリーンと供養
(4)詩『クフーリーン供養』
(5)『クフーリーン供養』の解釈
一、ジョン・アンターレッカーの場合
二、F・A・C・ウィルソンの場合
三、フィンネラン教授の場合
第三章 『碧瑠璃』に見る東洋的なる見立ての世界と「存在の統一」
第四章 「環」と「存在の統一」
一、幼児体験から、二千年の周期へ
二、詩『ガイヤー』(『円環』)について
第五章 「存在の統一」――エリオットの場合――
第六章 存在について――哲学から見た「存在の統一」――
(付録)訳詩『月の象』と『万霊祭の夜』(一つの終章)
後記 あとがき
参考文献と索引
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