分類 > 21世紀の社会学シリーズ
組織と情報の社会学
A5判・253頁・定価2970円(税込)
2007年05月発行
ISBN978-4-8301-1104-4
在庫: 有 ※ 2023年11月現在
北川隆吉監修・津村修編著
情報化,国際化,高齢化など,すでに21世紀にかけての日本社会の諸変化が様々に論じられている。21世紀にかけての数年の間に日本社会が大きな変動を経験するだろうことは間違いのないところであろう。何がどのように変わりつつあり,何が変わらないのかを,実証的,理論的に明らかにすることが、本シリーズの柱である。
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目次
序文「21世紀の社会学シリーズ」の刊行にあたって
第一部 現代組織論の展開と課題
第1章 現代組織論の系譜
第1節 組織とは何か
第2節 現代組織論の展開
第3節 現代組織論の現状と課題
第2章 現代の組織と情報・メディア
――二世界問題の視点から/
そしてメディア決定論と社会決定論のはざまで――
第1節 情報革命の予言
第2節 情報観の革命
――データからコミュニケーションへ――
第3節 ネットワーク概念の登場とその概念の二重性
――組織とメディアのネットワーク――
第4節 二つの変化のベクトル
――結局、情報メディアの普及で何が変わりつつあるのか――
第5節 むすび
――情報メディアと組織の結婚を考える二つの視点――
第3章 組織とリーダーシップ
――社会・経済環境の変化とリーダーシップ――
第1節 リーダーシップとは何か
第2節 リーダーシップ論の系譜
第3節 社会・経済環境の変化とリーダーシップ
第二部 現代日本の社会組織の変化と現状
第4章 日本の社会組織変動の歴史的分析
――組織変動を規定する環境要因との関連で――
第1節 転換点としての1980年代
――企業行動と企業をめぐる環境要因に着目して――
第2節 非成長型中小都市と大都市圏の相克
――地域組織をめぐる環境的諸要因に着目して――
第3節 新たな社会組織形成の構図
第5章 日本の行政組織の実態と特質
第1節 官僚制の理論と官僚
――M・ヴェーバーを中心に――
第2節 日本の行政組織の展開
第3節 官僚=公務員の構成と人員
第4節 日本の行政体(官僚機構)の特性と意味
――問題点と今後の展望――
第6章 企業組織
――大企業と中小企業――
第1節 はじめに
第2節 組織としての企業
第3節 大企業体制の確立とその組織分析
第4節 中小企業と産業集積の分析
第5節 おわりに
第7章 公共的組織
――病院組織と情報化――
第1節 医療の公共性と医療制度改革
第2節 病院組織と情報化
第3節 病院組織から地域医療へ
第8章 地域の社会組織
――都市と村落――
第1節 総論
第2節 都市の社会組織
第3節 村落の社会組織
第9章 未組織・非組織集団の拡大とその意味
――不安定就労層の拡大を中心に――
第1節 労働者層の分解と労働・労働過程の変容
第2節 不安定就労層の構成と推移
第3節 不安定就労の再編
――転換期としての1980年代:雇用形態の多様化――
第4節 階層化された不安定就労層
第5節 むすびにかえて
索 引
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