分類 > 芸術
パイオニアたちを支えた
人形浄瑠璃
四六判・173頁・定価2530円(税込)
2010年05月発行
ISBN978-4-8301-1189-1
在庫: 有 ※ 2023年11月現在
仁木勝治・佐藤満俊著
人形浄瑠璃は南国淡路島から阿波徳島にかけて、長い時間のなかでじっくり育てられてきた伝統農民芸能である。ところがこの伝統芸能が、いまから120年余り前に、北海道に移植されていた。この事実を当時の状況や資料から解き明かし、その文化の奥深さを考える。
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目次
一 はじめに
二 阿波・淡路系「人形浄瑠璃
(一)人形浄瑠璃の歴史と活動範囲
(二)西宮神社のえびす信仰から百太夫の人形浄瑠璃へ
(三)文楽と阿波・淡路系人形浄瑠璃
(四)人形浄瑠璃とその伝統
三 人形浄瑠璃とその名の由来
(一)名の起こり
(二)淡路人形浄瑠璃座の衰退と真駒内人形浄瑠璃の道具建
四 阿波・淡路系人形の特徴
(一)人形師「人形富」
(二)人形師・初代「天狗久」
五 瀬棚村に向かった徳島県の開拓者たち
(一)瀬棚村開拓の祖、仁木竹吉
(二)瀬棚村に根を下ろした大東伊太郎
(三)原田佐馬太(房太)や折野源蔵と、瀬棚村開拓の夢
(四)なぜ彼らは北海道へ移住したか
(五)瀬棚周辺の開拓情況
六 「真駒内人形浄瑠璃座」の誕生
(一)開拓当時と真駒内人形浄瑠璃座設立の芽
(二)真駒内神社建立と福井大宮八幡神社
(三)真駒内神社の神事と人形浄瑠璃
(四)真駒内人形浄瑠璃座を支えた人たち
(五)真駒内人形浄瑠璃と阿波の人形師・田村恒夫
(六)阿波・現代の名工「人形恒」から「人形由」へ
(七)阿波・淡路系人形と文楽の違い
(八)真駒内人形浄瑠璃座設立のころ
七 「真駒内人形浄瑠璃座」の衰退
(一)西亦兄弟の活躍と脱退
(二)真駒内人形浄瑠璃のもう一つの衰退理由
(三)人形浄瑠璃が生き延びるには
八 衰退についての諸問題
(一)芸能としての人形浄瑠璃とその特徴について
(二)人形浄瑠璃を存続させるために
(三)真駒内人形浄瑠璃はなぜ存続しなかったか
(四)淡路から「文楽」へ通じる人形浄瑠璃
九 人形浄瑠璃と文学作品二題
(一)芸能と文芸
(二)『蓼食う蟲』と人形浄瑠璃
(三)宇野千代の「人形師天狗屋久吉」
十 「真駒内人形浄瑠璃座」が演じたもの
(一)真駒内人形浄瑠璃の出し物
(二)『三番叟』
(三)『傾城阿波鳴門』
(四)『仮名手本忠臣蔵』
(五)『一谷嫩軍記』
(六)『染模様妹背門松』
(七)『義経千本桜』
(八)『伊勢音頭恋寝刃』
(九)『菅原伝授手習鑑』
(十)『近頃河原の建引』
(十一)『艶容女舞衣(三勝半七)― 酒屋の段』
註
参考文献
あとがき
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