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分類　＞　ｸﾞﾛｰﾊﾞﾘｾﾞｰｼｮﾝと日本の社会

第４巻

グローバリゼーションと医療・福祉

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目次

第１部
概説：福祉概念の変容と社会
　１　高齢化社会の定着と福祉概念の変容
　２　「社会福祉ニーズの変化」と「在宅福祉サービス」
　３　成長要因としての福祉
　４　社会学と福祉

第１章　グローバリゼーションと福祉国家・福祉社会
　はじめに
　１　比較の中の福祉国家――グローバリゼーションと福祉国家・社会
　　１.１　経済主義＝産業主義的業績達成モデル
　　１.２　政治主義＝「収斂の終焉」論
　　１.３　両者の統合モデル＝産業主義的達成モデルの修正
　２　現代日本における福祉国家・福祉社会の編成とグローバリゼーション
　３　グローバリゼーションと市場化・民営化・分権化
　おわりに・・グローバリゼーションと現代日本の福祉国家・福祉社会

第２章　ノーマライゼーション概念の展開と課題
　　　　――グローバリゼーションとの関連において――
　１　はじめに
　２　ノーマライゼーション概念の形成
　　２.１　Neils E. Bank-Mikkelsenによるノーマライゼーション理念の形成
　　２.２　Bengt Nirjeによるノーマライゼーション原理の形成
　３　ノーマライゼーション概念の展開と課題
　　３.１　Wolf Wolfensbergerによる理論化と対象の拡大
　　３.２　「ソーシャル=ロール=バロリゼーション」と逸脱性
　４　ノーマライゼーション概念の課題
　　　　――グローバリゼーションとの関係において――

第３章　グローバリゼーションと地域福祉の課題
　１　地域福祉の歩み
　　１.１　地域福祉の源流
　　１.２　地域福祉の萌芽――第二次世界大戦直後――
　　１.３　高度経済成長期における地域福祉の模索
　　１.４　福祉見直しと地域福祉の志向
　　１.５　在宅福祉を希求する地域福祉の取り組み
　　１.６　サービス提供システムとしての地域福祉の展開
　２　地域福祉の概念
　　２.１　地域福祉の３つの理念
　　２.２　地域福祉の概念化
　　２.３　地域福祉の機能的概念
　　２.４　地域福祉の構造的概念
　３　グローバリゼーション下での地域福祉活動
　　３.１　「おひさまくらぶ」の取り組み
　４　これからの地域福祉の課題
　　４.１　社会福祉の代替としての地域福祉推進への危惧
　　４.２　福祉サービス供給システムとしての地域福祉への危惧
　　４.３　地域福祉の理念から地域福祉の対象者を考える
　　４.４　今日における地域福祉課題

第４章　グローバリゼーション下の福祉の市場化と福祉労働の変容
　　　　　――日本における福祉市場化の行方――
　１　グローバリゼーションに適応する社会福祉
　２　日本の福祉国家の指向性
　３　グローバリゼーションのもとで超競争社会を支える社会政策とは
　　　　　――雇用の弾力化、社会保険の弾力化、社会福祉の市場化
　４　社会福祉の市場化戦略 １０３
　５　福祉労働の変容――進む非正規化と低賃金不安定就労化
　６　福祉マンパワー政策批判
　まとめにかえて

第２部
概説：医療社会学の基礎理論
　１　医療社会学の歴史
　２　今後の研究課題
　３　文献解題
　　３.１　病院（組織）
　　３.２　医師・コメディカル
　　３.３　専門職論

第５章　病院組織再編の現状と課題
　はじめに
　１　浸透する競争原理
　　１.１　病院淘汰の時代の到来
　　１.２　医療政策の転換――競争原理の導入
　　１.３　求められる効率的・戦略的経営
　２　専門分化・高度化する医学――遅れる医療体系の整備
　　２.１　拡大する医学と医療のズレ
　　２.２　遅れる病院組織の再編
　３　病院組織再編の現状
　４　今後の課題

第６章　グローバリゼーションと医療体系・専門職問題
　　　　――外国人患者の増加と看護師の対応を中心に――
　１　はじめに――主題と対象の限定――
　２　医療の場における外国人患者
　　２.１　看護師たちのことば
　　２.２　看護師のことばの意味――考察（一）――
　３　不法滞在者の診療状況
　　３.１　事例
　　３.２　事例の看護からみえてくること――考察（二）――
　４　診療所の看護師たち
　　４.１　診療所でのアルバイトの体験談
　　４.２　安全性の軽視・看護の自覚の欠如――考察（三）――
　　４.３　地域看護師のための取り組み例：
　　　　　　　つくばナーシングフォーラム
　おわりに　看護師の抱えている問題と今後の課題

用語解説
あとがき
索　引

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