分類 > 社会
ジェンダー研究が拓く地平
A5判・412頁・定価4950円(税込)
2005年06月発行
ISBN978-4-8301-1060-3
在庫: 有 ※ 2023年11月現在
原ひろ子監修/「原ゼミの会」編集委員会編集
本書は、学問・地域・歴史等の垣根を越えた、あらゆる研究領域において、ジェンダーの視点から研究論文集である。ジェンダーの視点がさまざまな学問領域においていかに新たな知見や理論構築に貢献しうるか、ジェンダー研究の有用性を示そうという意欲でもって執筆された。
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目次
監修にあたって 原ひろ子
第一章 身体・女を生きる
生殖技術と女性の身体のあいだ
柘植あづみ
韓国の家族計画事業と出産をめぐる女性の身体
吉川 美華
妊娠経験者の子どもを持つことにおける意識
子どもを〈授かる〉・〈つくる〉意識を中心に
中山まき子
施設の保育職は「お母さん」か
子どもの施設養護をジェンダーから読みとく
田澤 薫
志賀直哉の〈雄−しき〉リアリズム
『正義派』と『出来事』をジェンダーの視点から比較して
中島佐和子
第二章 ジェンダーとコミュニティ
パンドラの嘆き
『ペイトン・プレイス』に見る1950年代アメリカ人女性の憂鬱
福田 敬子
1930年代におけるジェンダー化された空間
同潤会大塚女子アパート
影山 穂波
植民地台湾の処女会をめぐるジェンダー・植民地主義・民族主義
女性のエイジェンシーを中心に
宮崎 聖子
社会教育と女性の主体形成を進める学習
藤原 千賀
第三章 ジェンダ と職業
日本の「研究者《場》」における研究業績の男女差を生むメカニズム
鵜沢由美子
19世紀英国における近代看護成立過程とNightingale
「ナイチンゲール誓詞」
光武さえ子
労働組合とジェンダー
ドイツのナショナルセンターDGBを事例として
柚木 理子
第四章 グローバル化とジェンダー
家事労働移民研究の現在
女性移民の主体性をめぐって
上杉 妙子
ネパールにおけるトゥーリズムとジェンダー
社会変容のなかの女性
森本 泉
西欧および日本の目を通してみた東南アジア社会とジェンダー
花見 槇子
パラグアイ農村女性の性と生殖に関する意識とその変化
農村女性の家族計画の「語り」と「実践」を手掛かりに
藤掛 洋子
「環境とジェンダー」の交錯 自然と人間の共生をめざして
萩原なつ子
第五章 ジェンダーをめぐるポリティックス
アメリカ刑事司法におけるDV加害者逮捕政策
「ジェンダ に基づく暴力」への対応として
吉川真美子
宗教とジェンダーをめぐる議論の現在
日本基督教団・性差別問題特別委員会の活動を通じて
薄井 篤子
敗戦直後の新聞にみる「女性参政」
ディスコースとジェンダー
斉藤 正美
政治学とジェンダー
国家学から「知の組み換え」へ
大海 篤子
あとがき
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書評
(財)市川房枝記念会出版部発行 『女性展望』 2006年2月10日第578号
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